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2007年4月 2日 (月)

おもしろ印講座 10回目

おもしろ印講座の10回目は、用具用材の3つ目、印泥です。

(3)印泥

聞き慣れない言葉です。朱肉というのが一般的ですが、いわゆる皆さんの知っている朱肉とはちょっと違う感じです。今の朱肉は表面にガーゼのようなものが張ってあります。これによって全体の形が崩れずに少しずつ朱肉がしみ出てきて均一につくように出来ています。
印泥は、中国製品です。今の日本の朱肉とは全く違うように思いますが、
昔の朱肉は印泥に近いかもしれません。
辰砂などの赤い顔料に、もぐさ、ひまし油を混ぜて作ってあります。
中国の西れい(さんずいに令)印社というところのものが有名ですが、
この印泥の製造方法は秘密で、日本で同じ様なものは作られていません。
中国でも数社の製品がありますが、上記の「せいれいいんしゃ」のものが
一番いいようですし、沢山日本に入って来ています。
印泥の種類と量によって値段が違います。
量は、主に、一両(30グラム)と二両(60グラム)という二種。
もっと大きなものもあります。
蓋付きの円盤形磁器の入れ物に入っていて、それを四角の箱で保護しています。
色は、いろいろな色があります。もちろん、朱つまり赤系統のバリエーションが主で10種ほどですが、他に、白、黄、藍、緑、茶、黒 、金、銀があります。
値段は「光明」一両で1000円くらいから。
一つ一つがもっと小さくて、色物の6色セットなんていうのもあります。
一般的に書道でよく使われている色は、美麗、光明という朱赤系の種類です。
書道専門の文房具店で売っています。
陶磁器の蓋を開けると、平な状態に印泥が入っています。
使い始めは、まず付属のヘラでよく混ぜてから、団子のような形にして使用します。
放っておくと油が分離して使えなくなりますから、時々練ってあげなければなりません。
使い終わったら、ちゃんと蓋を閉めておくことも忘れずに。

Photo_123 (左が美麗二両の新品

右は光明の一両。使用中のもの。

クリックすれば拡大します。)

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