お知らせ
こんにちは!
いつも、覗いていただき、
誠にありがとうございます。
ただいま、おもしろ印は休止中です。
でも、「海山の創作ノート」の方は更新していますので、
そちらの方をご覧頂ければ幸いです。
「おもしろ印」の方は、
もうしばらくお待ち下さい。
ごめんなさい。
海山拝
こんにちは!
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誠にありがとうございます。
ただいま、おもしろ印は休止中です。
でも、「海山の創作ノート」の方は更新していますので、
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「おもしろ印」の方は、
もうしばらくお待ち下さい。
ごめんなさい。
海山拝
ご存知、蕪村の「月天心貧しき町を通りけり」
という句があります。
そのつもりで刻してしまいました。
いつのまにか僕の頭の中で
「町」が「村」に変換されていました。
しかも、気がつかずにUPしてしまうという失敗!
まったく、単純なミスです。
お詫びして訂正します。
大先輩からのご指摘がありましたので良かったものの
このままでは大間違いをネット上にばら撒き続けていたことでしょう。
感謝、感謝です。
ただ、刻した印のほうは、元には戻りませんので、
このままにしておきます。
思えば、いわゆる「誤字」はこのようにして生まれるのです。
よい教訓とさせて頂きます。
さて、最近、中秋の名月こそ、雨で見られませんでしたが、
満月を過ぎて、良い月見ができました。
月を愛でる心のゆとりが必要だと思います。
月を見ていると、ついこの句が浮かんできます。
蕪村は夜中に道を急いでいたのでしょうね。
江戸時代ですから、歩きの旅です。
普通旅は、七つ発ちといって午前4時に出発して、
宿泊は、夕方にたどり着いた宿場町ということになります。
この句の蕪村は、そのまま歩きとおして真夜中になったのでしょう。
宿場でもない貧しい町を深夜に通りすぎていくのです。
(やはり、村とか邑のイメージなのです。)
でも、きっと明々とした月が蕪村の足元を照らして
周りの景色はよく見えていることでしょう。
「月天心貧しき町を通りけり」は
絵画的情景が目に浮かぶ名句なのです。
2×5センチ
この石、四面刻しました。
それにしても、最近の中国石印材は
値段は高騰、そして、質は低下、という傾向にあります。
この石は、安い青田石というものですが、
ちょっと前までの物より不純物の混じったものが多いようです。
途中で急に刃の立たない部分が出てきます。
この石も、ちょうど矢印の部分に、異常に硬い鉱物が混じっていました。
刀は欠けるし、うまくいかないし、困ったものです。
天然自然のものなので仕方ないのですが、
たまたまにしては、続けざまに出てきます。
こんなのが度々では気持ち良くはないのです。
さて、この矢印。
筆記体というくらいですから
文字ですが、一ひねりしていますので
読めますかねー。
2×5センチ
素直に「ありがとう」
旧作ですが、
まだ登場してなかったようなので。
なにしろ、題材を考え出すのが大変です。
ちょっと息を抜かせていただき、旧作で。
さて、陶の印は僕の雰囲気が一番あっているので、
大好きです。
しかし、ある程度の時間と器具が必要ですから、
すぐには出来ません。
逆に作る時は一度にたくさん作りますから。
まだまだ日の目を見ないものがゴロゴロしています。
さて、この海山のおもしろ印も600回、
節目が来るたびに、
一休みしようかなあ、と思いますが、
今年もなんとか連休をクリアーできたので、
また、コツコツというか
だらだらと というか、
続けることでしょう。
また励ましてやってください。
3.5×3.7センチ
もう30年も使っているまな板です。
時々連れ合いの要望によって鉋をかけるのですが、
今回はじめて裏側もかけてみました。
裏側は、魚のマークが入っていて、魚専用としていましたが、
最近魚をやめて、犬用にしたもので使用頻度が上がり
真中が少しへこんできたのです。
そこで、鉋をかけてみたのですが、
このまな板、五枚板の集成材で、しかも裏には節があるのです。
節があるだけでも、鉋はかけにくいのですが、
五枚の板の目が中の二枚だけ違うのです。
つまり、鉋をかけようとするとこの二枚は他の板と目の方向が逆なので
いわゆる逆目となって、ささくれてしまうのです。
というわけで、悪戦苦闘、鉋のくずはたくさん出来ましたが、
なかなかうまくいかず、
まな板はいつのまにかやせ細ってしまいました。
とほほ。
しかし、鉋かけのいい練習になりました。
時々気持ち良くうすーい紙のような、きれいな鉋くずが出てきてくれると
うれしいものです。
それにしても鉋かけは難しい。
2×2センチ
よ。
「夜目遠目かさのうち」ときましたよ。
いかに美人を表すか、ちょっと難しかったですね。
意味は、夜見たのと、遠くから見たのと、笠をかぶっているのを
覗き見たのでは、女性の顔は実際より美しく見える、ということです。
つまり、背景の如何で女性の姿は実際以上に美しく見える、ということ。
かさを「傘」に、背景を夜の雨降りとしてみました。
もちろん、後姿がいいですね。
今朝の通勤列車の中、向かいに座った女性の化粧タイム。
「夜目遠目…」なんて、あったものではないです。
化粧とはよくいったものです。ハイ。
現代ではこんなことは当たり前。
「夜目遠目車の中」かなー。
2×2センチ
おもしろ印の素材はいろいろなところに
ありますね。
さて、歌舞伎のことは、よくわからないので
詳しいことは別のところで調べていただきたいと思います。
隈取については、
筋肉や血の流れの強調として、
隅を取る、のだそうです。
その点、中国の京劇とは違います。
京劇は顔に面をつける代わりに
直接顔に面を描いてしまいます。
面そのものなのです。
隈を取るのとは違うのですね。
そんなことに納得しながら、
この隈取、
いろいろな隈取の中でも
代表的なものの一つ、
「火炎隈」です。
義経千本桜の狐忠信の隈取。
炎の立ち上がるような勢いをもち、
血気の溢れる様子を表しているそうです。
2×2センチ
ただ、ちょっと変化をつけてヒエログリフで。
ヒエログリフというのは、ご存知の通り古代エジプトの文字です。
ほとんど絵のようですが、表音文字のようです。
(詳しいことは、ネットで検索してください。)
面白いことに、横書きでも縦書きでも
しかも、横書きでは左右どちらからでも読めるのです。
もちろん、ルールがありまして、
鳥やものの向かっている方向の端の字から読み始めます。
つまり、この印では、鳥の向いている右側から読んでいきます。
実は、慌てたもので、原稿を石にそのまま写してしまいました。
字の場合、普通は逆字つまり逆さまから見た字を石に書き写すのです。
押してみたら逆ではありませんか!
でも、これでもちゃんと読めるのだ、と安心したのです。
ヒエログリフはすごいのです。
わが国のひらがなもすごいですね。
縦、横自由です。
左右もなんとか読めますね。
2×4.8センチ
すごい手抜き?ですって、
とんでもない!
真剣です。
いかにしたら梅干しに見えるのか?
頭の中で試行錯誤を繰り返し、
一発彫りの作です。
さて、梅干しに見えますか?
じっと見てください。
どうです?
唾が出てきたら、
梅干しです。
円相といって、
ただの○を書いて作品にしたものが、
坊さんや文人の書にあります。
江戸時代の仙涯禅師は
○の横に
「これ喰うて茶まひれ」と書いています。
つまり、○を饅頭に見せているわけです。
ただの○がちょっとしたことで、饅頭になったりお月さんになったりするのです。
楽しいですね。
人間の脳の働きは偉大なのです。
さあ、もう一度
おもしろ印No.491 梅干しを見てください。
唾が出るでしょ!
陶印 2センチ程の円形
一見何なのかわかりませんね。
白い四角いのが豆腐。
さて、かすがい とは?
「子はかすがい」などといいますが、
漢字で書くと鎹。
木と木を留めるときに使う金属です。
ちょうど、両方が尖った太い釘を、
コの字に曲げたようなものです。
これを、木と木をつなげるときに
補強の為に両方の木に打つわけです。
今でも、立派な道具です。
この鎹でもって
豆腐と豆腐をつなげようというわけです。
ハイ、糠に釘、暖簾に腕押し、
柳に風、馬耳東風。
どんなに意見しても、少しもききめがないたとえです。
でも、とても堅い豆腐なら…。
さて、この印のかすがいは、金属の板状のもの。
昔ながらの鎹だと、ただの一本棒になってしまいますから…。
ちょっと、変わった作になりました。
違うものに見えるかも知れません。
おもしろ印展でも、人気のあった作品です。
かなり細かいので、「虫眼鏡がいる」とか「肩がこる」という声も聴きましたが、…。
こんな風にまとめると、結構集中力があったなー、と思えます。
おもしろ印展も昨日で終了。
結局作品点数は70点になりました。
初日に飾り付けたのは54点。
アイデアがいろいろあって、期日までに間に合わなかったことがありますが、並べてみて、まだ、空間がありましたから、作ってしまいました。
だから、出品目録もはじめは作らず、一週間目で手書きの目録。入りきれなくなって、パソコンで2回作って、最後は「増えていますごめんなさい」ということになってしまいました。
会期中に作品が増えていく展覧会なんて始めてのことです。
面白かったですね。
おもしろ印展の案内状です。
この二年間作り続けてきたおもしろ印。
いつの間にか、200個を超えました。
まだ、紹介していないものもありますが、
ここで一区切りをつけて展示したいと思います。
二年前には、こんなことは思いもよらないことでした。
しかし、印を刻しながら、
自分が取り戻せたように思います。
このブログで紹介している印そのものの展示でもありますが。
いろいろと手を加えていますので、
また違った面白さを味わっていただけるものと思います。
今回も安成工務店北九州支店のご好意により、
木の家づくり展示館にて開催いたします。
入場無料。
近くの方は、どうぞお越し下さい。
案内状のような楽しい「おもしろ印」たちがいます。
○会期 2007・2・12〜25
○場所 安成工務店北九州支店
北九州市小倉南区田原新町2−4−1
質問がありましたので、
絵の様な文字について、ちょうど、わかりやすい例があるので、紹介しましょう。
昨日の冬雷の「雪月華」(http://blog.goo.ne.jp/toraian/
これは、中国の殷、周時代の
甲骨文字や金文を元にして作っています。
特に月はわかりやすいですね。
象形文字といって絵からできた文字です。
つまり、月が欠けた状態を絵にしたものです。
象形という漢字の作り方です。
でも、これだけでは漢字はまだまだ足りません。
いろいろな作り方で、言葉を漢字にあてていったのです。
雪と華は、そんな、もう少し難しい作り方です。
雪は雨(雨は象形)+彗ですが、空から降ってくるものは、雨がつきます。これが意味。それに音を表す彗をくっつけたのです。彗星のように降ってきたのですね。こんな漢字の作り方、つまり意味+音、これを形声というのです。でも、雪の結晶が降っているようですね。
華は艸(草かんむり)+垂というのが元々の字ですが、形が変化してます。花が垂れ下がるほどいっぱいがついて、美しい、ということです。艸が意味、垂が音です。これも、形声。(音はもちろん当時の中国の言葉の音です。今の日本語ではありません)
象形は数はすくないのですが、山、川、木、水、日、火など、一番よく使う漢字に多いです。
また、いろいろな漢字の一部になっています。
また、長くなってしまいましたが、漢字も面白いですよ。
冬雷の雪月華、絵のようでしょ?
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